雑記帳

日々の思考記録

MBAは英語と同じ

グロービスの堀さんがMBAの有用性について説いていらっしゃる。よくMBAは役に立つのかどうなのかという話を聞くが、おそらくその問いかけ自体が適切ではない。MBAの知識があるからといって仕事ができるようになるかといえば、そうではない。仕事に大切なのは、そもそも何が問題なのか考える課題構築力、仮説を作り出す力、具体的な話を抽象化・構造化して本質を引き出す力、リーダーシップ、プレゼン力・・・・などなど。コトラーの分厚いテキストだとかNPV、5Forces、RBVの知識では決してない。だからMBAは無用なのかというとそうではなく、それは言語の一種で、MBAを持っているということは、マネジメントに関わる言語を知っているということ。それを手段にして、考え方・もののとらえ方のベースにするということ。そして世の中でマネジメントにかかわっている人にはその言語が通じやすい。英語は役に立つかという問いにあまり意味がないのと同じ。